アナ・フランゴ・エレトリコ [ Brazil / ブラジル]
@Hick Duarte
新世代ブラジル音楽のキーパーソン、アナ・フランゴ・エレトリコが待望の初来日!
2018年デビュー・アルバム『Mormaço Queima』をリリース。児童向けアニメ、カートゥーンのエッセンスを取り入れた「ボッサ・ポップ・ロック」として、インディペンデント音楽シーンの中で日本国内でも話題になる。2019年には2枚目のスタジオ・アルバム『Little Electric Chicken Heart』をリリースし、2020年のラテングラミー賞「ポルトガル語ベストロック・アルバム部門」をはじめ多くの賞にノミネートされるなど、ブラジル国内で大きな話題となるだけでなく、国際的にも高い評価を獲得。数々のメディアや評論家によって複数の言語でレビューされ、ブラジルだけでなく日本のレーベルからもレコードがプレスされた。2019年には、現在はバルセロナ現代美術館にあるジェンチル・カリオカ・ギャラリーで開催されたローラ・リマによるエキシビション『バレエ・リテラル』のオープニング・イベントで、音楽監督とサウンド・アーキテクチャーを担当。翌年には2015-19年の間に制作した詩、版画、イラストをまとめた本『Escoliose: Paralelismo miúdo』(2020)を上梓。さまざまなテクニックと詩を吸収して「小さな並列処理」と呼ばれるひとつのコンセプトを、作品を通じて構成し、掲示するなど総合芸術家としての才能も見せ始めている。同年にリモートで制作した楽曲「Mama Planta Baby」「Mulher Homem Bicho」を隔離生活のなかでリリースし、WME2020の「ベスト・ミュージック・プロデューサー」部門を受賞。2022年にはバーラ・デゼージョのアルバム『Sim Sim Sim』の共同プロデューサーとしてラテングラミー賞を受賞したことに加え、ロラパルーザ、プリマヴェーラ・サウンズ、コアラ・フェスティバルなどブラジルの主要なフェスに参加。最新作『Me Chama de Gato que Eu Sou Sua』では近年日本国内でも取り上げられるクィア(性的マイノリティや既存の性のカテゴリに当てはまらない人々)に対して自身の健全な理解や感情を主観的な視点で捉えたものを足がかりとして楽曲に落とし込み、伝統と革新をミックスさせ前作よりもさらにポップにエレクトリックに、ブラジリアン・ブギーやディスコが色濃いダンサブルなMPBで最先端を進み続けている。バーラ・デゼージョ、ゼー・イバーハに続き来日が切望されていたアナ・フランゴ・エレトリコ。キュートなボーカルも魅力でワールドミュージックの枠に収まらいスタイルは年代問わず幅広い層を魅了するに違いない。